私。訳あって数年東京に住んでいました。
もともと地元から出たことがなくて、
進学も就職も田舎で。
けど全然その事に違和感も引け目も感じず、むしろ地元を誇りにおもって
暮らしていました。
私は一生東京に住むことはないんだなぁ、なんて思いながら。
＂東京なんて住む場所じゃない"
なんて言う人がいるけれど、
私もそう思ってました。
住んだこともないくせに。笑
上京したのはポジティブな理由ではなかったので
最初は淋しくて淋しくて泣きました。
当たり前のように近くにいた家族や友だちから離れて
誰も自分を知らないという孤独。
右も左もわからない。
地下鉄なんて乗ったこともない。
こんなに沢山の人が歩いているのに、
音１つしない違和感。
鳥の声も虫の声も聞こえない部屋。
聞こえるのはパトカーのサイレンだとか、消防車の音だとか。
なんて所に来てしまったのだろうと思った。
でも、
今なら言える。
東京ってすごい
なにが凄いって、
選択肢の数。
興味があれば、どこへだって行ける
なんだってある。
いつも学べる。吸収できる。
体験できる。共感できる。
若者がみんな上京する意味がわかった。
田舎にいると限られている可能性が、
東京では無限に広がる。
夢も見られる。
失敗したって誰も笑わない。そもそも無関心。でも、それが心地いい。
自分に子どもが生まれたら、上京なんて心配でさせたくないって思ってたけど
今なら言える！
行きなさい。て。笑
もちろん東京は万人を受け入れてくれる街ではないけれど、
夢を見る代わりに見たくもないものを見る街であるかもしれないけど、
一度その空気を吸ってみるのもいいのかもしれない。
なんて思いながら、
地元で今は平凡な日々を過ごしているcomoyです。
また食べたいな、蒙古タンメン中本。
